ベネチア・ビエンナーレの金獅子賞はフランス・パビリオンへ |
ベネチアで開催されている第51回ビエンナーレ現代美術展で、造形作家アネット・メサジェの作品を展示するフランス・パビリオンが金獅子賞を受賞した。 1943年生まれのメサジェは、奇怪な生き物や動物のぬいぐるみを使ったユニークな作品で世界中に知られるアーチスト。 同展を訪れていたフランスのドヌデュー・ド・ヴァーブル文化相も、「ピノキオ物語の驚くべき解釈を通じて人間とは何かを残酷なまでに激しく問いただし、圧倒的な力強さで見る者の心を揺さぶる素晴らしい作品」と絶賛した。 |
ほかに、国際企画展の個人部門はドイツのトーマス・シュッテ氏に、35才未満の個人部門はグアテマラのレヒナ・ホセ・ガリンド氏が選ばれた。 生涯業績部門は、米国の女性美術家バーバラ・クルーガーさんが獲得した。 日本館では写真家石内都さんが母の遺品を撮った写真や映像を展示た「mother's」は多くの人々の心を揺さぶった。 国際企画展部門に森万里子さんが神秘的な視覚体験をする大型インスタレーションを出品した。 (ベネチア10日) |
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